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Scratchのゲームを家族に渡す前に、親子10分「遊び方3アイコン」を作ろう|年長〜小3の作品づくり
Scratchで小さなゲームを作った子どもが、「これ遊んで」と家族に渡してくれることがあります。そんなとき、作った本人には当たり前のスタートの仕方やゴールが、初めて遊ぶ人には分からないこともあります。
そこでおすすめなのが、ゲームを直す前に、親子で 「始める・動かす・めざすこと」 の三つを絵にしておくことです。完成度を採点するためではなく、年下のきょうだいや画面に慣れていない家族に、遊び方が伝わるかを確かめる10分の準備です。
結論:説明を増やす前に、遊ぶ人が最初に知りたい3つを選ぼう
ゲームを作った子どもは、作りながら何度も動かしているため、どのボタンを押すかや、何を集めればよいかを覚えています。初めて触る人には、最初の一歩が一つ見えるだけでも遊び始めやすくなります。
親子で選ぶのは、次の三つだけです。
- 始める:どこを押す・選ぶと始まるか
- 動かす:左右の矢印、クリックなど、最初に使う動きは何か
- めざすこと:星に触れる、ゴールへ行くなど、まず何をしたらよいか
難しい説明文や、きれいなタイトル画面を作る必要はありません。紙の絵カードを見ながら一度遊んでもらい、「どこで止まったかな」を見るだけで十分です。子どもが作った仕組みを、遊ぶ人の目で見直す小さな機会になります。
親子10分。「遊び方3アイコン」を作る手順
用意するのは紙、鉛筆、いま作っているScratchのゲームです。遊ぶ人がまだ文字を読むのが難しければ、保護者が絵を描いたり、子どもの言葉を横で聞いたりして進めます。
1. ゲームを一度だけ、作った子どもが操作する(2分)
最初に、作った子どもにいつものように一度遊んでもらいます。保護者は、できばえを評価せずに次のように聞きます。
「最初にどこを見れば、遊び始められる?」
「いちばん先にしてほしい動きは何?」
話を聞きながら、始める合図・最初の動き・ゴールの場面を一つずつ指さします。ゲームの全部を説明しようとしなくて大丈夫です。
2. 3枚のカードに、文字ではなく絵を描く(3分)
紙を三つに切り、次の絵を一枚ずつ描きます。
- 旗や丸いボタンの絵:始める
- 左右の矢印や指の絵:動かす
- 星、宝箱、家などの絵:めざすこと
絵は上手でなくてもかまいません。「これを見たら、何をすると思う?」と子どもに聞きながら決めます。保護者は、子どものゲームに合う絵を一緒に探す役で十分です。

3. 作った子どもは説明せず、家族に一度だけ遊んでもらう(3分)
カードを机の横に置き、年下のきょうだいや保護者にゲームを一度だけ渡します。このとき作った子どもは、すぐに答えを言わずに待ってみます。
保護者は、うまくいったかよりも、次のような場面を見ます。
- 始める前に、どこを押すか探していた
- 動かし方が分からず、カードを見た
- ゴールが見つかり、もう一度遊びたそうにした
遊ぶ人が途中で止まっても失敗ではありません。「どのカードがあったら分かりやすかった?」と聞くための手がかりになります。
4. 変えるところは一つだけ選ぶ(1分)
遊んだあとに、作った子どもへ一つだけ聞きます。
「最初の人が迷わないように、次はどこを一つ変えてみる?」
たとえば、「旗の近くにキャラクターを置く」「ゴールの星を大きくする」「矢印のカードを見える場所に置く」のように、一つで十分です。親が全部の改善点を教える必要はありません。
5. 次に遊ぶ人を一人だけ決めて終える(1分)
最後に、「次はお父さんに遊んでもらう」「明日は自分でカードを見ながら遊ぶ」と、次の遊び手を一人だけ決めます。カードはPCの近くやノートにはさみ、ゲームを閉じても大丈夫です。
親が使いやすい声かけ
子どもが説明したくなったときも、伝えたい気持ちを止める必要はありません。最初の一回だけは、遊ぶ人が自分で見つける時間を残します。
- 「作った人にとって当たり前のことは、初めての人にも見つかるかな?」
- 「この絵を見たら、最初に何をしたくなる?」
- 「止まった場所は、次に直すヒントになりそうだね」
- 「説明は後で聞かせて。まず一回だけ、相手の遊び方を見てみようか」
こうした会話は、ゲームを立派に仕上げることを急ぐためのものではありません。自分の作ったものを、相手の立場から見てみる時間として使えます。
家の中で遊ぶことと、オンラインで共有することは分けて考える
家族が同じ端末で一度遊ぶだけなら、オンラインで公開する必要はありません。Scratch公式の案内では、オンライン保存にはサインインが必要で、端末へコピーを残す方法も案内されています。※
作品をオンラインで共有する場合は、遊び方カードとは別に、作品名・説明・画像・使った素材に個人が分かる情報や公開したくない内容がないか、保護者と確認してください。共有の可否や設定は、利用するサービスの最新の公式情報を見て決めましょう。
まとめ:一回遊んでもらうと、伝えたいことが一つ見える
Scratchのゲームを家族に渡す前に、始める・動かす・めざすことを三つの絵で残すと、最初の遊び手に伝えたいことを小さく確かめられます。迷った場面が見つかったら、次に直すところは一つだけ選びます。まずは紙三枚から始めてみてください。
FAQ
Q. きょうだいがいない家庭でもできますか?
できます。保護者が初めて遊ぶ人になったり、子ども自身が次の日にカードだけを見てもう一度遊んだりする方法があります。大人が上手に遊ぶ必要はなく、「最初に何をすればよいか分かったか」を一言返すだけで大丈夫です。
Q. 子どもが口で全部説明したがるときは?
説明したい気持ちは大切にしながら、「最初の一回だけ、カードを見て遊んでもらおう」と提案してみてください。遊んだあとに説明を聞けば、子ども自身も伝わったところ・伝わりにくかったところを話しやすくなります。
Q. 作品を公開しないと、ほかの人に遊んでもらえませんか?
同じ端末で家族に遊んでもらうだけなら、公開は必要ありません。オンラインで共有する方法を選ぶときは、Scratchなど利用するサービスの公式案内と、家庭の公開方針を保護者が確認してください。
公開時に確認する関連リンク
- Scratchで作ったゲーム、親が10分「初見プレイヤー」になると見えてくること — 作った本人以外が一度遊ぶときの見守り方
- Scratchの効果音、入れる前に親子で10分「音の役割メモ」を作ろう — 遊ぶ人に知らせたい場面を一つ選ぶ作品づくり
- Scratchを閉じる前に、親子10分「保存した場所メモ」を残そう — 次に開く場所を残す方法
参考にした公式情報
- Scratch公式:Save and Share Your Project — オンライン保存、端末へのコピー、共有に関する基本的な案内
※ Scratch公式の案内は、オンライン保存にはサインインが必要なこと、端末へコピーを残す選択肢があることを示しています。本記事は、特定の公開方法や学習効果を推奨・保証するものではありません。画面や利用条件は変わる場合があるため、実際の共有前には公式の最新情報を確認してください。
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